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タイ旅行(1)----成田からバンコクへ [タイ旅行]

タイ旅行を企てて見た。11月は比較的航空運賃が安いし、タイは割りとポピュラーな行き先であるにも関わらず、僕は行ったことがない。タイで興味があったのは山田長政などの中世の日本との関係なのだが、これの下調べは失敗した。どうも、山田長政については実態がつかめない。最初から物語として発展してしまい。実証的な根拠を求めるのが無理なようなのだ。得たいの知れない人物の物語が、ここまで真実味を持って語られるのは、もちろん、日本が東南アジア軍事進出を狙ったときのプロパガンダによるものだ。

下調べをしておいて薀蓄を傾けるという僕の旅行スタイルは今回は成り立たない。下調べは何もなく、友人のKさんからの情報と、ガイドブックだけを頼りにしての旅行になってしまった。ま、それもいいか。

旅行で必ずあるのが忘れ物で、今回も多々あった。成田の駐車場に車を置いて、送迎バスで空港に向かったのだが、ゲートでパスポートが無いことに気が付いた。車の中に忘れて来てしまったのだ。チェックゲートで止められるかと思ったら、素通りできてしまった。この警備体制はいったいなんだろう。パスポート入りのかばんをとって来てもらうことにして、空港ビル前で待つ。さすがに、間に合うかと気がもめた。

なんとか無事に、パスポートを手にして搭乗口に。UAなので多くがアメリカからの乗り継ぎ客であり、日本人の乗客はあまりいない。酸素濃縮機の電池が気になるのだが、今回は3個持って来たので、少し余裕がある。バンコックの空港についたのが真夜中だから、さてどうしてホテルまで行くか。

なにはともあれ、現地通貨を手に入れなくてはと、ATMを捜す。バンクカードを入れたらタイ語でなにかよくわからない。いくら引き出すかで金額の並んだ画面が出てきた。1万円位をおろしておこうと思ったのだが、はて、どのボタンになるかと考えてしまった。我が配偶者が、よこからせっついて、自信ありげに、一円が3バーツだと言ってのける。おかしいなと思いながら、30000バーツのボタンを押してしまった。かなりの札束が出てきて驚いた。逆だ。1バーツが3円である。今回の旅行は、クレディットカードを使わず、全て現金払いが確定した。

タクシーは市内まで大体1000円位と教えられていたのだが、TAXIと書いたデスクに行くと1500バーツなどと言われて、また為替レートが混乱した。どうも、リムジンもTAXIを名乗るらしい。cabはpublic taxiと言うみたいだ。乗客が降り立つのは2階で、2階はリムジンばかりだった。TAXIは一階に降りないと乗れない。やっとそれに気づき一階に降りる。taxi乗り場は行列が出来ており、しばらく待って乗ることができた。ホテルまで総計300バーツ。安い。

以前に出張でシカゴに何日も泊まったので、マリオットのプラチナ会員になってしまっている。今回は、一番安い部屋を予約したのだが、空きがあれば、良い部屋にup-gradeしてくれるはずだ。ねらいどおり、executive suitesに入れてくれた。これは、なかなか良い。リビングとベッドルームがあり、どちらも我が家のリビングの二倍はある。高層階だから眺めも良い。夜景がきれいだ。

しかし、もう午前2時だ。持ってきたカップ麺を食べてとにかく寝てしまおう。真夜中に腹ペコで到着したら、とにかく何か食べないと落ち着かないというのが、予想したことだった。この対応は正解で、カップ麺が意外とおいしかった。


タイ旅行(2)----バンコク市内観光 [タイ旅行]

朝起きたのは9時、日本で言えば11時か。Executive Loungeに朝食が用意してあると言うから行ってみたら、continental breakfastではなく、full breakfastで、オムレツも焼いてくれるし、フルーツもたっぷりあった。これはいい。

明日、船でアユタヤに行こうと思い、船上で酸素濃縮機用に電源が使えるかどうかをconcierge deskで聞いてみたら、ダメだと言われてしまった。列車で行くことを相談してみたのだが、private tourを勧められて、結局申し込んでしまった。3800バーツだから、多分かなり割高だと思うけど、ホテル発着だから面倒はない。

明日のことをアレンジしておいて、さて今日はどうするか?定番のワットポーに行くと言ったら、すぐにタクシーを手配してくれてしまった。空港までの距離からすれば半分なのだが300バーツというのは安くない。しかし、いまさら断るわけにも行かない。乗ってからわかったことは、バンコックの市内は渋滞ばかりだということだ。時間的には空港より遠かったかもしれないので300バーツはまあいいか。

ワットポーは涅槃大仏で有名なのだが、広大なお寺で、多くの建物がある。それが、全部金ぴかで、美しい色彩の色タイルで覆われている。こういったものを作り出したのがタイ文化であり、明らかに15世紀の世界ではタイは一つの独自の極を持っていたといえる。すばらしい。

ワットポーの隣は王宮だ。ここもタイの建物で、ワットポーよりもさらに壮大な建築が見られる。こういった建物が今に残るのは戦乱に巻き込まれることなく生き延びてきたタイの賢さの表れでもある。11月でも日中は暑い。それでも、日陰に入って風が吹けば、心地よい涼しさが感じられる。川べりを歩いてみた。露天が軒をならべ、庶民がたくましく生きていることが感じられた。20バーツの小物を売っても、一日の売り上げはいくらにもならないだろうに。お昼は屋台でチキンローストを食べた。ガイヤーンと言うらしい。川向こうのお寺が、Kさんのお勧めではあったが、ここまでで、歩きつかれてきた。

帰りは駅までトクトクに乗った。小さなエンジンを積んだ、もともとは荷物用の三輪車である。300バーツと吹っかけてきて、高いと言ったら200バーツだという。100バーツくらいが適正だとは思ったのだが、あまりこだわるのも大人気ないと感じられてしまい。200バーツでOKしてしまった。どうも、値切るのは苦手だ。トクトクは小回りが効く。少しでも渋滞に隙間があれば、さっと車線を変更して割り込むからタクシーより速い。前が空くと猛烈にダッシュする。道路の凸凹で乗客も飛び跳ねる。遊園地のライドのようなものだ。トクトクよりも速いのがバイタクだ。バイクの後ろに乗客をのせる。車の間や路肩を走って、渋滞何するものぞと走り抜けている。

駅からはBTSと言われる高架電車にのった。これは、渋滞がないからずっと早い。出来るだけ電車に乗って行くのが賢こそう。ホテルに帰って、ラウンジに行ったら、軽食があるという。クレープを焼いてくれるし、巻き寿司やカレーもある。これで、お腹が膨れてしまうとタイフードを食べるチャンスがなくなる。困ったものだ。

とりあえず、外に出て屋台を物色してみることにする。ホテルの周りにあるのは、なんと多くの日本食レストランだった。屋台でソムタムとガイヤーンを買った。ソムタムは青パパイヤを使ったサラダで、コリコリした触感がいい。食べたときにはあまり辛いとは思わないのだが、あとからヒリヒリと辛さが口に残る。

辛過ぎるが、うまいという、不思議な料理だ。本格的にタイ料理を楽しむのは明日以降になることは、やむを得ない。


タイ旅行(3)-----アユタヤと両替詐欺 [タイ旅行]

夕べは風呂にもはいって、良く寝られた。このホテルの良いところの一つは大きくて深いお風呂だ。足の痛みもなく、彼女の咳き込みもない。

朝食を済ませて、ロビーに行って、昨日アレンジしたツアーのガイドを見つけようとした。まだ来ていないようだったのでconcierge deskで尋ねてみた。何かあわてた様子で電話をかけている。座ってまっていると、別の職員がやってきて、早朝のツアーが長引いて、少し遅れるとのことだった。なかなか来ないのでまた聞きにいった。事故があって予定した車が来られないので別の車を手配しているからもう少し待ってくれと言う。いい加減な理由をつけているのが気に入らない。多分、これでは、しっかりしたガイドは期待できないだろう。ツアーのキャンセルを告げた。勝手にタクシーで行くつもりだといったら、タクシーを手配するという。3000バーツだからあまりかわらない。それも断って表に出た。

さてどうするか。昨日の経験で、僕の酸素濃縮機は電池を3個持てば十分に1日電池で過ごせることがわかっているから、公共交通機関でも大丈夫だ。アユタヤに行くには、バスか鉄道かだ。鉄道は、BTSから地下鉄に乗り換えて鉄道駅までi行かなくてはならず、バスのほうが便利だとのことだが、ガイドブックによると、北バスターミナルに行かねばならない。BTSの終点からタクシーで5分のところにある。これも結構面倒だ。ためしに、BTSの駅で、アユタヤ行きのバスに乗るには終点まで行くのかと聞いて見た。 すると、victory monumentからもバスに乗れるということだった。

victory monumenntの駅で降りて、しばらく行くとパタヤ行きのバスターミナルがあった。そこで聞くと、もっと向うに行けと言う。市内バスのターミナルがあるのだが、アユタヤ行きの看板はない。しばらくうろうろして、露天で聞いたら、その前に止まっているマイクロバスを指差した。運転手にアユタヤへ行きたいというとドアをあけてくれた。ぎっしり乗客が乗っており、僕らを入れて15人で満席となった。時刻表などはなく15人の客がのったら出発するらしい。一人60バーツを払う。

60バーツといえば、180円でしかない。我が家から駅までのバスだって190円なのだが、本当にこれでいいのだろうか。また為替レートが混乱してきた。実はこれがあとで問題になる。途中いくつかの場所で止まって、アユタヤに着いた。見回しても駅などは見えない。アユタヤのどこに着いたのだろうか。お昼時だったので、ともかく腹ごしらえしておこうと路上の食堂に入った。地図を示して、ここはどこかと尋ねるのだが答えてくれない。周りの看板もバンコックとちがって、全てタイ語表記で、英語は通じない場所と見受けられた。

ぶらぶら歩いていると案内地図があった。色んな人が触るので現在位置はペンキがはげていてすぐわかる。どうも町の東のほうらしい。するとマハタート寺院は西のほうだ。そんなに距離はないかもしれない。歩いていくのはすこし厳しいかと思われたころ。トクトクが来て50バーツだと声をかけられた。のることにする。アユタヤではtaxiはあまり見かけずトクトクが主流らしい。

マハタート寺院は廃墟だ。レンガ作りの塔や壁があるのだが、建物は壊されている。仏像も全部首がなくなっている。ここを攻めたカンボジア軍が破壊したのだということだ。かなり広いお寺ではあり、荒れ果てた廃墟を散策するのがここの観光ということになる。日本人のツアーグループが目立った。日本人はアユタヤが好きなのか、土曜日のせいかわからない。

トクトクに乗って、こんどはモンゴンホビット寺院を目指した。慣れてきて50バーツで行ってくれというと、仕方が無いという様子で行ってくれた。おー、僕も結構旅なれたと思った。ここには大きな黄金の仏陀がある。もう一つの遺跡、サンペ-ト寺院はその隣だ。入り口におみやげ商人が群がり、安いよ安いよと日本語で呼びかけている。彼女が本当に安いと立ち止まったのが運のつき。おつりがないと、言い、財布を覗き込まれてしまった。

みやげ物売りは言う。実は百円玉で500円持っているのだが、タイでは両替が出来ない。日本に帰れば両替出来るのだから、その1000バーツ札と交換してくれと言うのだ。僕は断ったのだが、「お願いします」などと言われて、いいじゃないのと配偶者が言い出してしまった。500 X 3 =1500バーツだから損ではない。そう、思ったのは為替レートが混乱していたためだ。こういった手口が横行するということは、掛け算と割り算を間違えるのは我々だけではないということだ。しばらく歩いてから、おかしいと気がついたがもう手遅れだ。

これを入れても3800バーツに比べれば十分安くついたと諦めることにした。帰りもミニバスに乗って無事にバンコクまで戻り、ホテルには5時半ごろ帰り着いた。孫たちとスカイプして、夕食はホテルですました。一時は、これで賢い旅行者になれたと思ったのだが、両替詐欺で味噌をつけてしまったことになる。トクトクで50バーツを値切り、詐欺師に1000バーツくれてやったことは後悔に値する。微笑みの国タイで、一番微笑んでいるのが詐欺師だというのは遺憾ともしがたい。


タイ旅行(4) ---- 博物館とタイ舞踊 [タイ旅行]

アユタヤを訪ね、バンコックでもお寺を見ると、タイの歴史が気になりだした。スコータイ、アユタヤ、バンコックと、王朝の変遷がある中で、タイの社会はどのような変化を遂げていったのだろうか。中世に封建制の発達はあったのだろうか。タイ人の歴史観は、どのようなものだろうか。バンコックには国立博物館があるから、ここに行ってみよう。

ガイドブックには、博物館のことはほとんど書いてない。タクシーの運転手も場所がわからず、行き過ぎてしまった。結局、この博物館は、期待すべきものではなかった。王室の倉庫を公開しているだけのようなもので。歴史観もくそも、あったものではない。王様が、買い集めたものなどがあるが、まあ、たいしたものではない。一番大きな展示は、王家の葬儀用山車であり、これは現用らしい。

雑多な刀剣や陶器、仏像、古衣服などがある。一回りした頃にはお昼になっており、博物館には冷房がないから、暑さでかなり疲れてしまった。昼食を取って、街歩きをすることにした。ちょっとおしゃれな町並みらしく、カフェなどが並んでいてタイらしくない。やっとタイらしい店を探して麺を食べた。ラーメン味のそうめんのようなものだ。カオサン通りに向かって歩くと、露天商が並んでおり、ここらは、スイーツの街らしい。クッキーなんかも焼きながら売っている。なかなか面白い。

バンコクではあまり見かけないスーパーマーケットがあったので、入ってみた。日本のお菓子や、アメリカの缶詰などが並んでいる。日本や中国ではこういった生活用品は国産が当たり前だが、タイではそうではない。ハイテクでもなんでもない。庶民の工業が遅れていることがわかる。タイにとってこれは大きな課題だろう。

カオサン通りは、ちょっとアンダーグラウンドな雰囲気の若者の街だ。刺青ショップが並んでいるし、売っている服なども、オジサンから見れば趣味が悪い。ここは外国人が多いし、安そうな宿、ゲストハウスも多い。一旦ホテルに引き揚げて、休むことにした。ホテルでアフタヌーンティーにちょうど良い時刻だ。夕方から、もう一度旧市街に来て、Kさんから教わったシーラムヴィリッジに行く計画だ。

シーラムヴィリッジは、なかなかいいところだ。新鮮な海産物が食べられるし、お土産もいいものが多い。食事をしながら、タイ舞踊を見た。打楽器だけの演奏で、単調な旋律だが、手先の細やかな動きが独特の雰囲気を出す。古典芸能というのは、なかなか鑑賞が難しい。どの曲目も同じに感じられてしまう。ここでのタイ舞踊は多分本格的なものではないだろうが、僕としてはちょうどいいくらいのものだった。

タイは仏教国と聞いていたが、さすがにバンコックの街中では僧侶に出会うことはあまりなかった。観光名所となっている寺院は宗教的な寺院とは別物だろうか? こういったお寺にも日本のお寺のような多くの修行僧を見かけることはなかった。5日間の旅行では十分に見ることなど、とてもできない。今回見損ねたと思っていることの一番大きなものは水上マーケットだ。水上の暮らしは、バンコックの根幹をなすものだから、ぜひ見ておきたかったのに残念ではある。


タイ旅行(5) タクシー料金と屋台 [タイ旅行]

ホテルは新市街にあったので、観光名所が多い旧市街との行き来はタクシーを使うことになった。日本に比べて随分と安いのだが、値段が不定なのが気になってしまう。最初に、空港からホテルまで乗ったときは300btsたったが、帰りは200btsだ。ホテルから旧市街は、最初にホテルで手配してもらったタクシーは、メーターを倒さず300btsだった。一流ホテルのconciergeもあてにならない。

今朝は通りで拾った。メーターを使い180btsだった。そして帰りは130bts。夕方にもう一度旧市街に行こうとしたら、何度も乗車拒否に出会った。渋滞だから行きたくないらしい。3台目のタクシーは200btsで行くという。帰りはメーターを使い、何とメーターでは80bts、チップを入れても100btsで来てしまった。近道を通ったようだ。乗るたびにタクシーの値段が変わる。しかもその差は3倍にもなるから始末が悪い。

日本で何でも定価が決まっている生活に慣れていると、値段は何でも交渉の世界は、実にわずらわしい。しかし、考えて見れば、交渉する自由を奪われているだけかも知れない。世の中が進めば、他にいろいろと思い悩むことが増えるので、値段交渉を簡略化したほうが効率的になるという社会の仕組みなのだと思う。そういう意味で、タイに行けば異なる社会を体験できる。

日本との大きな違いがもう一つあるのは、屋台食堂だ。屋台は何も観光客を相手にしているものではない。タイ人も多くが屋台で食べている。スーパーで買って自分で料理すれば安くつくのにと思うのは日本の発想だ。そういうことは、冷蔵庫があり、キッチンがあって初めて成り立つ。タイでは、住宅に調理設備が整っていない。だから、スーパーも少なく、外食は日常となる。当然、値段も庶民が払える範囲で、30バーツ、つまり90円などと言う安いことになる。

日本でも、最近は安いファミレスのようなものが増えている。共稼ぎが増えて、家で料理を楽しむ余裕が無くなってきたことの表れだろう。こういった社会観察も含めて、タイ旅行を満喫した5日間であった。ずっと同じホテルで過ごしたので、日程的には余裕があって、僕としては、ドタバタが少ない旅だったのではないだろうか。翌朝4時起床で空港に向かったのだが無事に早起きが出来た。朝4時でも路上でいくらでもタクシーを拾える。逆にいえば、こんな時間帯でも働いている人たちがいっぱいいるということだ。


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