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抗がん剤の効きが今少し [骨髄腫]

連れ合いの骨髄腫治療はCBD療法で始まった。入院中は何の副作用も現れず楽勝かと思われたのだが、次週から嘔吐、便秘、倦怠感にさいなまれることになったし、全く食物も喉を通らない。副作用に音を上げてしまい、Cつまりシクロフォスアミド=エンドキサンをやめてBD療法に切り替えることになった。これでなんとか治療を継続して4クールつまり16週の治療がもうじき一段落する。

毎週の病院通いもなかなか大変だ。病院はうちから近いのだが待ち時間が長い。抗がん剤の投与は、一般外来ではなく、化学療法センターでやる。連れ合いの場合、皮下注射だから1分で終わるのだが、多くの患者さんは点滴だから何時間もかかる。順番を待つと長い。1分の注射に2時間も待つのは不合理だとは思うが、皆さんそれぞれに必死の思いで投与されているかと思うと、先にやらせてくれなどと言うわけにも行かない。

水曜日にベルケイドの皮下注射をしてレナデックスを10錠飲む。副作用が現れるのは金曜日で、週明けには楽になるのがパターンになった。だんだん慣れてくるから、2週目頃からは嘔吐することはなくなったし食欲も出てきた。金土を除いて倦怠感も薄れてきて、時々は買い物にも出かけられるようになってきた。しかし、3か所の圧迫骨折が痛むからオキシコンチン(麻薬)を処方してもらっている。これはガン患者にだけ許されている処方だ。

痛み止めは良く効くのだが、これが過信を生む。3か所目の圧迫骨折は階段で転んで発生した。その後やっと痛みも少し収まってきたので、オキシコンチンを減量することになった。これがまた問題で、3ヶ月も麻薬を続けていると離脱症状が強い。また嘔吐、ひどい倦怠感、下痢で寝込むことになってしまったが、これは耐えるしかない。寝込んだのは3日くらいで、そろそろ起き出してはいるが、腰の鈍痛が続く。まあ、食欲は出てきてなんとか食べられているから、もう少しの辛抱だろう。

この間、僕は随分と家事の修行を積んだ。買い物に行って食事を準備し、ご飯も炊く。片付けやゴミ出しなどもやるのだ。今までこういうことを全くやってなかったのだが、これで40年間、いかに彼女が大変だったかよくわかった。当たり前なのかも知れないが、ゴミが出たらほったらかしにせず、ゴミ箱に入れるようになった。

さて、問題は抗がん剤の効き方だ。治療開始前6200まで上がっていたIgGは2500まで下がった。4.8だったマイクログロブリンは2.5まで下がった。しかし、目標の寛解には程遠い。しかも、3クール目以降、変化が鈍化している。FLCに至ってはまだκが測定領域に入らないくらい高い。4クールで一応終了の予定だったのだが、これでは幹細胞移植に進むわけには行かない。

僕は白血病(CML)でチロシンキナーゼ阻害剤を処方されているが、この効果は劇的なものだった。しかし、すべての抗がん剤がこんな効き方をするものではない。同じ分子標的薬でも奏効率94.5%などと言うのは驚異的な例外らしい。半数の人には効いて半数の人には効かないのはむしろ当たり前のことなのである。そのためにいろんな抗がん剤の組み合わせが工夫されている。連れ合いの場合もまだ試行錯誤が必要なようだ。

次に打つ手として、BDにリナリドミドを加えた療法で継続することになった。BDLということになるが、そうは言わずVRD療法という。一般名bortezomibだが実際にはVelcadeしかないのでV。lenalidomideも薬品名RevlimidのRを使う。dexamethasoneはいくつかの薬品があるので一般名のままらしい。負担の大きい抗がん剤治療がまだ続くのだから、がっかりではある。しかし、ものは考えようで、治療を始める間際には検査値が急激に上昇していたから、それを抑えてここまで減ったということは、「効いている」という判断になるのかも知れない。

VRD療法はVTDと言ったりもする。Tはthalidomideのことだ。レブラミドは胎児に奇形を生じることで騒ぎになったサリドマイドを少し改良したものなのである。連れ合いの場合、もう出産することはないから問題はない。しかし規制は厳しく、絶対に横流ししないようにビデオを見せられての教育を受けて宣誓しなければならない。事前のリサーチではレブラミドの追加で奏効率も高まるし、副作用も少ないことにはなっている。なんとか効いてほしいものだ。

僕の家事修行もまだ続くから、そのうち、名人になるかもしれない。
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